当時の私は33歳。
元夫の不倫が原因で31歳の時に離婚をしてからというもの、もう再婚などせず、ずっと一人で生きていくつもりでいました。
しかし、離婚の傷が癒えるにつれて結婚願望が出てきたため、マッチングアプリ「ペアーズ」を使って婚活をするようになりました。
しかし理想の男性となかなか出会うことが出来ず、年齢的なことも加わって、次第に焦りを募らせていきました。
そんな私にアプローチしてきてくれたのが、今回の記事に登場することになる18歳年上の男性です。
本来であれば18歳も年上の男性は恋愛対象外なのですが、彼の大人な魅力に惹かれた私は彼と交際することにしたのです。
そんな彼と交際に至った経緯や、破局の原因などをご紹介したいと思います。
その年上の彼とは、マッチングアプリ「ペアーズ」で出会いました。
彼も私と同様に離婚歴があり、お子さんもいらっしゃるとのこと。
しかし、3人の子供たちはすでに成人しており、父親である彼の再婚を応援しているとのことでした。
子供たちの後押しもあり、思い切ってペアーズで婚活を始めてみたのだと彼から聞きました。
彼はペアーズに登録後、女性陣のプロフィールや顔写真がズラリと並ぶ中、私を一目で気に入ったとのことで、真っ先に「いいね!」を送ってくれたのです。
しかし私は最初、彼からのアプローチを無視してしまいました。
18歳という歳の差が気になってしまいましたし、成人しているとは言えお子さんのいる男性との結婚は考えられないと思ったためです。
しかし私自身ペアーズでなかなかいい出会いに恵まれず、月日だけが過ぎていくという状況だったこともあり、彼と少しだけでもお話してみようかなと思い立ったのです。
その後、彼とマッチングを成立させた後は、アプリ内のチャット機能を利用してたくさんのメッセージをやり取りしました。
そしてお互いの趣味のことや仕事の愚痴、結婚観などを毎日欠かさずに話すようになり、自然と距離を縮めて行くことが出来ました。
そんな生活を2週間続けた頃、彼がLINEのIDを教えてくれたことがきっかけとなり、個人的なやり取りをするようになりました。
その後は朝から晩まで仕事の合間を縫ってはメッセージを送り合ったり、お互いにお休みの日は電話をしたりして、信頼関係を築いていきました。
実際に彼と会ったのは、ペアーズで知り合ってから約2ヶ月後のことでした。
初めてのデートは私の地元にあるデートスポットとして有名な水族館に行ったのですが、薄暗い館内でも私のことをきちんとエスコートしてくれ、そんな大人な彼の姿に少しずつ惹かれていくのを感じました。
また、彼も私のことを気に入ってくれたようで、すごく楽しい水族館デートになった記憶があります。
そして初デートの帰り際に、彼から結婚前提の交際を申し込まれたのです。
私はその場でOKを出すと、晴れて彼との交際がスタートしました。
見た目に関しては18歳も年上ということもあって決してタイプとは言えなかったのですが、彼の優しい性格や大人な物の考え方、博識なところに惹かれたため、交際することに迷いは一切ありませんでした。
その後は結婚前提の交際だったこともあり、お互いの家族のことやお金のこと、結婚後の話までするようになっていき、当時の私は「このまま彼と結婚かな?」と期待に胸を膨らませていました。
交際から半年が経った頃、彼の様子がおかしいことに気が付きました。
デート中にも関わらず元気がなく、私の目を見て話しをしないのです。
私は疑問に思い、黙り込む彼を問い詰めました。
すると彼は「結婚後はお袋の介護をして欲しい」と言うのです。
どういうことなのか彼をさらに問い詰めると、彼は静かに話し始めました。
その内容とは、彼のお姉さんがお義母さんの面倒を見る予定だったにも関わらず、彼が私と再婚するかも知れないと話したところ、嫁である私が介護すべきという話になったというものでした。
私はその話を聞いて目の前が真っ暗になってしまいました。
というのも、介護要員になるための結婚は避けたかったためです。
彼はそんな私に「介護は出来る限り手伝うから、結婚してくれないか」と言いましたが、
私はその場で返答することが出来ず、少し時間をもらうことにしました。
彼からその話を聞いてからというもの、ずっと自問自答しながら考えてみたのですが、結果はいつも同じ。
彼との結婚は無理という結論に達してしまうのです。
いつまでもプロポーズに対する返答を先延ばしにすることも出来ない思った私は、翌週のデートの際に彼に別れを告げました。
私から別れを切り出された彼は必死で引き留めようとしましたが、私の意思は変わることはなく、半年ほどの交際に幕を下ろしました。
18歳年上の彼のことは心底好きでしたし、結婚をしたいと考えていました。
しかし、結婚と恋愛は同じではありません。
結婚後に、まだお会いしたことすらない彼のお母さんの介護が待っていると考えると、とても入籍しようという気持ちになれませんでした。
彼自身はすごく魅力的な男性だったため、プロポーズをお断りするのは申し訳なかったですが、後悔はしていません。
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