もくじ
第1章「出会い」
2015年.女子大に通っていた私は全く出会いがありませんでした。サークルに入っていたけれど、共学ではないし。アルバイトもしていたけれど、おばちゃんたちしかいない所。
歳が近い異性と出会う機会なんてありませんでした。
誰とも出会わずに、このまま、おばあちゃんになったらどうしよう、、、と思って始めたのがpairsでした。
Pairsを始めたのは春。女子大に通っていたので同年代の男性と何を話して良いかわからず。
なるべく人生経験豊富だろうなぁと思う年上の男性とやりとりを始めました。
第2章「40代の男性との出会い」
Pairsを始めてすぐに40代のYさんと出会いました。その人は三重県、私は宮城。
最初はやりとりするだけでしたが、お互い半年間ぐらいやり取りを続けて、会いましょうとなりました。
場所は名古屋。それまで新幹線も乗ったことない私。ほぼ一人旅。心臓がドキドキ。
出会えなかったらどうしよう、会って変な人だったらどうしようと不安になりました。
第3章「いざ名古屋へ」
緊張する気持ちを抑えて新幹線に乗っていざ名古屋へ。
待ち合わせ場所は名古屋駅の金時計。
名古屋駅に行った人はわかると思いますが、金時計って現地の人も待ち合わせ場所に使うぐらいの定番の場所。
とにかくすごい人の人数!!こんな中で見つけられるのか、、、もう帰ってしまおうかと思うぐらい私の心臓はドキドキでした。
第4章「はじめまして」
待ち合わせ時間は18時。当時私は髪が長かったので、彼が好きだというポニーテールをして待っていました。
1時間前ぐらいからドキドキして金時計で待っていた私。
約束の時間が迫ってきた頃、
彼から電話がかかってきて、「どんな服装ですか?」
私「キャメルのコートです。ポニーテールをして金色のシュシュをつけています」とまるで、映画みたいなやり取り。
「あ!見つけました!その場にいてください!」と言われ、彼が現れました。
第5章「こんにちは」
はじめましてとお互いに挨拶をしました。
彼はスーツを着ていました。
仕事が終わってすぐ電車に乗り名古屋に駆けつけてくれたのでした。
そして、彼は予約していたレストランに案内してくれました。
案内された場所は名古屋マリオットアソシアホテル。名古屋駅に併設されてるお洒落なホテル。
そこでご飯を食べお酒を飲みながら、私は彼に「私たちは付き合うの?」と聞きました。
そしたら、彼は「もちろん。宮城から名古屋まで来てくれた時点で僕は貴方と付き合おうと決めていました。」と告白されました。
第6章「一泊」
夜ご飯を食べ終わったあと、2人で部屋に行きました。
今まで修学旅行などでしかホテルに泊まったことのない私。お洒落なホテルに圧倒されました。
大人が2人ホテルに行ったらやる事は一つ。
大人の関係を結んだ私たち。(緊張して全く覚えていませんが、、、笑)
朝起きて私は名古屋を後にしました。
また会いましょうと約束して。
第7章「事実」
彼とは毎日電話やLINEをしていました。
どんなことがあったのか、なんのテレビを見ていたのかなど。
2人の想いや考えを時間を忘れるぐらい話していました。
私たちは毎週末名古屋で会うようになりました。名古屋港水族館に行ったり、名古屋駅をブラブラしたり、HARBSという美味しいケーキ屋さんに行ったり。
付き合ってから一か月ぐらいたったある夜の日彼から「電話したい」という連絡がありました。
いつもの電話かな、と思っていました。しかし、彼は真剣な口調で、「話がある」と伝えてきました。
彼が私に話した話は、離婚歴(しかもバツ2)があること、当時20歳の子と5歳と3歳の子がいるということ。
子どもとは会っていないけれど、毎月養育費は払っているということ。(付き合う前に言ってよ!!)と思いました。
しかも当時私は22歳。息子さんと2歳しか違わないなんて。
しかもバツ2って、、、。全く知らなかったので、ショックでした。しかし当時の私はそれでも、彼のことが好き!ずっと一緒にいたいと思っていました。
第8章「帰れない」
付き合って1年目。彼の住んでる三重県に私が行くようになりました。
(新幹線と電車で6時間半)今はよく行っていたなぁーと我ながら感心。しかし当時は、彼が大好きだから私が毎回行かなきゃ!!と思っていました。
三重県に行くようになったある日。
台風が三重県に上陸。私が帰る予定の電車(三重県から名古屋までは特急電車に乗って行ってました)が遅延。
彼にそのことを伝えると、「各駅電車でも良いからなんとか名古屋まで行きなよ。俺は寝るから。」と言いました。
(え?寝るから?いやいや彼女が大変な思いをしてるのに。。。。)と私は思いましたが、好きな彼が、そういうならと、2時間かけてなんとか名古屋方面に向かおうとしますが、どの電車も名古屋まで行かない。運行中止など。
名古屋に着かない!!!途方に暮れる私。その日は日曜日だったので、(どっかに泊まって、明日宮城に帰るか、仕事休むしかないかなぁと思ってました)。
すると彼から電話が!「どこにいるの?迎えに行くから!」と言われました。
「ありがとう!〇〇駅だよ!」と伝えると、迎えにきてくれました。
すごくすごく嬉しかったのを今でも覚えています!
第9章「その実態は、、、」
あまり運転することが好きではない彼。
しかも三重県から名古屋駅までは車で2時間ぐらい。
しかし彼が車で名古屋駅まで送ってくれるなんて、とうれしく感じていた私。
彼の車が駅に到着!大雨の中運転してきてくれたのは、、、なんと彼の父!!しかも70歳!!彼はというと、助手席に乗っていました。(彼の両親には三重県に行くたびに挨拶していました)
「オヤジが運転するから!」と彼。(そりゃみればわかるわ!!)と突っ込みたいところを、「お義父さんわざわざ雨の中すみません。。」と私は挨拶をしました。
本当に大雨で道路もすごく濡れていました。
雨の中お義父さんが運転していると、「違う。その道じゃない!」「危ないから!スピード出し過ぎ!」など偉そうにお義父さんに指示する彼。
私の心の中は(なんで高齢者のお義父さんが2時間かけて大雨の中運転してるの?自分で運転しなよ!しかも偉そうに指示ばかりして。
名古屋方面に各駅電車でもいいから近づけって言わないで、最初から迎えにきてくれれば、、、と思ってしまう自分がいました。)
2時間かけて名古屋駅まで送ってもらいました。無事にその日のうちに仙台に帰ることができました。
第10章「その後、、」
彼とはどうなったか気になりますか?
残念なことに彼とは別れました。5年間付き合いました。
彼はモラハラなところがありました。毎日エッチしたい人で、私が疲れて拒むと「別れる」と脅されることも。
海外旅行に行った時、時差にやられて体調を崩した私をみて、「イライラする。1人で帰る」と言い放ったこともあります。
でも、好きなものを買ってくれたり、年明け海外で過ごさせてくれたり。
色々なことがあったけど、悪いことばかりではなかったと思います。出会えたことに感謝しています。皆さんも素敵な人に出会えますように。
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