もくじ
第1章「出会い」
ペアーズを始めたのは、彼氏が欲しいと思ったからです。
(年齢が近くて、年収も高くて、イケメンで、私より高身長な人が良いな)と思っていました。
そんな人がいないかな、とアプリで探していると、(発見!!)30代でイケメンのTさんを発見!Tさんはアプリに自分の加工した写真をあげていました。
加工していても、そもそもイケメンなのが伝わってきました!
Tさんのプロフィールを見ると、私よりも高身長!しかも職業は不動産と書いてありました。
不動産といえば(年収が高いじゃん!)と思いました。彼のプロフィールには300万~600万と書いてありました。年齢=年収ですよね。
彼と仲良くなりたいなと思い、彼にメッセージを送ることにしました。
第2章「やりとり」
やりとりをしてすぐに連絡先を交換しました。
私は内心すごくうれしくて(イケメンの彼氏ができたら嬉しいな!)と舞い上がっていました。
「お仕事お疲れさま~!」という彼からのメッセージにもすぐ返信して、彼に気に入られたい!と思うようになりました。
気に入られたいと思ったり、好きな人から連絡が来ると、早く返信しないと、と思ったりしませんか?
あの頃の私は「恋は盲目」状態。LINEを気にしてばかりいて、Tさんから連絡が来るのが楽しみで仕方ありませんでした。
第3章「初対面」
彼とやりとりをして、すぐに「会いましょう!」という話になりました。
彼と初めて会った場所は彼のアパートでした。彼がアパートの場所を教えてくれ、私は車で行きました。
私の家から20分ぐらいの場所でした。
近いということもあり(運命なのかな)と勝手に私は舞い上がっていました。
彼と初めて会った時は、地元の話しや学生時代の話で盛り上がりました。
彼が野球部だったことなども教えてもらいました。
今の仕事に就く前は、JRで働いていたことも教えてくれました。
彼は前の彼女と別れた理由も教えてくれました。
彼女の浮気が原因だったそうです。その時の私は(イケメンのTさんが、彼氏なら浮気なんて絶対しないのに!!
Tさんは彼女想いだったんだろうな。
彼女さんはなんで浮気したんだろう)と思いました。
今思うと、「俺が浮気したのが原因なんだよね」という人はいませんよね。
Tさんが正直に話してくれていたのか今になってはわかりません。
しかし、あの頃の私はTさんのことが好きで、好きでたまりませんでした。そして、彼の家にお泊りしました。
第4章「呼ばれたら行くように」
彼と関係を持ってからは、「お仕事お疲れさま!今日会おうよ!」と連絡がくれば、「良いよ。何時ごろ?」と、お互いが会いたい時に会う関係になりました。
いつも私が彼の家に行っていました。
彼の家に行って、世間話をして、お泊りするという関係になりました。
私は(なんでいつもエッチだけなんだろう)と思っていましたが、彼は(忙しい人だから仕方ないよね。)と思うようにしました。
本気で彼氏を作りたい人は、呼ばれてもエッチするだけの奴の所に行くようなことはしてはいけません。自分のことを安く売ってはいけません。
でも、あの頃の私は呼ばれたら行くような「軽い女」になっていました。
第5章「財布がなくなった」
ある日の夜中私が寝ようとしたとき、彼からLINEがきました。
(エッチしたくなったのかな?)と思ってメッセージを見てみると、「今駅前でご飯食べているんだ」という内容でした。
私が「良いね!帰らないの?」と聞くと「仕事中に財布取られたみたいで。どうしようか落ち込んでいるんだよね」という衝撃的な内容が送られてきました。
(え?大丈夫?)と思いますよね。私もそう思いました。
「警察に届けたの?」と聞くと「届けた。」と返信がきました。
「カードとか使われないようにとめた?」と聞きました。
すると「とめたけど、俺のカードは使われないようにとめると、おろすこともできないからどうしようかなと思っている。」と深い内容が送られてきました。
「免許証は?再発行の手続きしてもらわないと。明日会社有給使って休めないの?」と聞くと「有給なんてあるようでないようなもの。休めるわけない」と重い内容が返ってきました。
第6章「私がなんとかしてあげないと」
(有給取れないの?かわいそう。私がなんとかしてあげないと)と私は思ってしまいました。
彼とはずっと「イチャイチャしよう」とか「会いたいね」とかそういう内容のLINEばかりしていました。
なので、私は(彼が私に頼ってくれた!嬉しい!!)と思ってしまったのです。
そして次の日の夕方、私はTさんに内緒で、Tさんの家のポストに現金(5万円)を入れておくことにしました。
その日の夜、Tさんから「ありがとう!びっくりした!」という内容のLINEがきました。
私は「困った時はお互い様ですよ。」と送りました。
「本当にありがとう。母親の体調が悪いから、実家に行ってお金借りるとか出来なかったから本当に嬉しい」という内容の返信がきました。(実家に行ってお金を借りられない。お母さんの体調が悪い……もっとお金貸してとか言われたらどうしよう)と私は不安になりました。
そこで一応「5万円でごめんね。でももっと貸すことはできないので。」という内容のLINEを送りました。するとTさんは「もっとかしてなんて言ってないじゃん!!勝手にポストに入れてきたんでしょ?なんでそんなこと言うの?」と逆切れしてきました。
(怒るんだ!)と私の方が驚きました。
よくわからなかったけど(嫌われたくない)という一心で「ごめんね」と私が返信してそのことは終わりました。
今思うとなんでお金を渡してしまったのだろうかと後悔しています。普通は渡しませんよね。
第7章「彼の他に…」
五万円問題があってから、しばらく彼とは連絡を取ることをやめていました。
セフレみたいな関係だし。
そもそも私は彼氏を作りたかっただけなのです。
そんなこともあり、アプリで別の方とやりとりをするようにしました。するとある日、TさんからLINEがきました。
「ショックだな。聞いちゃった。」という内容が送られてきました。
「聞いちゃった?」と私が返すと「サイトの人と幸せになれば?ショックです。」という内容のLINEでした。私がアプリでやりとりをしていた男性がたまたま彼の友だちだったそうです。
私は彼に「Tさんの彼女になりたいのに。彼女にさせてくれないじゃん」と伝えました。するとTさんは「そういう言い訳聞きたくない。
俺は必要ないんでしょ?」と返信がきました。
「必要です。」と送ると「ふーん」という返信。彼が何を考えているのかわからなくなりました。
セフレみたいな関係なのに、他の人とやりとりすると怒るの?彼氏・彼女の関係ならわかりますが、彼の考えが私にはわかりませんでした。
第8章「その後」
しばらくしてから彼から「引っ越したから遊びにおいでよ」と連絡がきました。
連絡をもらい1度だけ彼に会いに行きました。彼は「ドライブとか食事とかしたかったんだよ」と言ってくれましたが、そのお誘いはその後も1度もなく、段々と連絡を取らない関係になっていきました。
やはり、セフレだったんだなと思いました。
口ではいくらでも「ご飯食べに行こう」とか言えますよね。
この教訓としては、簡単にお金を渡さないこと。
簡単に抱かせないこと。
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