もくじ
第1章「出会い」
私は新しい出会いを求めて出会い系サイトのpairsを始めました。
前付き合っていた彼氏は40代で、私は20代でした。今度付き合う人はなるべく年齢が近い人が良いなと思い20代の男性とやりとりをはじめました。
第2章「20代の男性との出会い」
Pairsをやって数日後、20代の男性のTさんとアプリで出会いました。私より5歳年上。
その人は宮城県に住んでいました。
やりとりをしていて、私の実家と彼の住んでいる家はなんとすごく近いことがわかりました。
地元の話をしたり、学生時代の話をしたりすると、お互いに意気投合。連絡先を交換し、Tさんが私に「会いませんか?」と食事に誘ってくれました。
第3章「はじめまして」
彼と会う前日「お店はどこが良いですか?」と聞いてくれました。
「どこでも良いですよ」と私が返信すると「じゃ、お店予約しておきますね」と連絡をしてくれました。
彼が予約してくれていたのは、少しおしゃれな個室の居酒屋さんでした。しかも夜景が見える素敵な席でした。あまり飲み歩かない私にとって彼が予約してくれたお店はすごくおしゃれに感じました。
第4章「彼の印象」
食事のあとだいたいの男性が「この後どうしますか?」と聞いてきますよね。
そしてお互いに合意の上ホテルに行くことはないですか?
彼と食事をした後にきっとそういうふうになるだろうと思っていた私。
食事後彼は「では、そろそろ帰りますか」と言ってきました。
(え、もう帰るの?)と思ってしまった私。
女性から男性を誘うのは勇気がいりますよね。
私にはそんな勇気はなく「はい帰りましょう」と答えました。
そしてお互いに「また会いましょうね」という約束をして電車に乗って帰りました。
彼はホームまで私のこと見送ってくれました。
彼の印象はすごく優しいなと思いました。
素敵なお店も知っているし、なにより体目的ではないんだろうなというのが伝わってきて好印象を受けました。
第5章「2回目」
彼ともう一度会うことになりました。
二回目は彼と私が好きな韓国料理屋さん。
実際に私は、その韓国料理屋さんに行ったことがなく彼のおすすめのお店でした。
当日の待ち合わせ場所は、お店の前ということに決めました。
私はすごく方向音痴ですが、彼に言うのは恥ずかしくてなかなか言えませんでした。
1回しか会ったことのない人に「方向音痴なので、私のこと迎えに来てください」とはなかなか言えないですよね。
当日約束の一時間前にお店の近くに到着した私。
もちろんナビをかけて。
しかし目的のお店には着かず……。
何度ナビを設定しても「到着しました」と言われるだけ。
しかし周りには韓国料理屋さんのお店はなく、途方に暮れる私。
ウロウロすること40分。
彼から、「到着しました。どこにいますか?」と連絡が来ました。
(迷っていること彼に言う?でもナビではこの辺だと言っているし……)と悩みましたが、私は意を決し彼に電話をしました。
「もしもし、すみません、近くにいるとは思うのですけど、場所わからなくて。」と彼に伝えたところ、「今行きます。何が見えますか?」と聞いてくれました。
私は近くにあるお店や、看板を伝えると彼はすぐ来てくれました。
何度も「ありがとうございます」と伝えました。
お店に着いているのにわざわざ私のことを迎えに来てくれた彼の優しさに私は惚れました。
韓国料理屋さんにつき、注文する時も「好きな韓国料理はなんですか?僕食べたことあるので好きな物頼んで良いですよ。あとでシェアしましょう!」と言ってくれました。
女性ってシェアするのが好きですよね。
どんな味なのかたくさんは食べられないけれど、少しは食べてみたいと思いますよね。
そんな女性の心理を突いた彼の言葉は素敵だなと思いました。2回目の食事の後も何もせず電車で帰りました。
第6章「3回目」
3回目のデートは夜景を見に行きました。
夜景を見ながら二人きり。
告白されるのかなと期待しましたが、彼の昔の話や、転職した話などを聞きました。
告白じゃないんだと少し残念な気持ちになったことを覚えています。
第7章「4回目のデート」
4回目のデートは仙台七夕の花火大会でした。
私は宮城に住んでいましたが、一回も仙台の花火大会に行ったことがないと彼に伝えると「一緒に行きましょう!」と言ってくれました。
(きれいな花火を見ながら今日こそは告白されるのかな?)と思っていましたがなかなか彼は告白してくれず、花火大会終了後に「またね」と言って電車に乗ってお互い帰りました。
手を繋ぐことはなく、健全なデートでした。
第8章「いよいよ5回目」
そして5回目は水族館に行きました。
水族館でイルカショーを見たり、魚を見たりしました。
水族館の近くにはアウトレットモールがあり、そこに行こうという話になりました。
アウトレットモールに到着。観覧車があり、「乗りませんか?」と彼が声をかけてくれたので「乗りましょう!」という話になりました。
そして観覧車が一番てっぺんに来ると彼が「こんな僕ですけどどうですか?」と聞かれました。
「素敵な人だと思います」と私が答えると「付き合ってください」と念願の告白をされました。
「はい」と答えた私。まるでドラマのような告白ですごく嬉しかったです。
第9章「あれ?なんか違う」
彼と付き合うことになった私。
仕事終わりに会ってご飯デートもするようになりました。
そこで(あれ?)と思うことがありました。
それはサイゼリヤに行った時の出来事です。
彼は「美味しくて安いんだよね。いつもこれを頼むんだ!」と頼んだのは、サイゼリヤの「ミラノ風ドリア」です。
なんと300円!!確かにおいしいし、人気がありますよね。
私もミラノ風ドリアを頼みました。
お会計の時「割り勘で良い?」と聞かれて(え??)と思ってしまいました。
奢ってもらうのが当たり前だとは思いません。
しかしサイゼリヤで割り勘はどうなんだろう、と思ってしまい、「私が払うから良いよ」と言うと「ありがとう!」と言われました。
サイゼリヤで割り勘がいけないわけではないけれど、安いお店だからこそ、私より年上の彼には、そこは少しスマートに払ってほしかったなと思う気持ちがありました。
また、銀だこに行った時も割り勘でした。
割り勘がいけないわけではないし、高いお店ならわかります。
しかし学生でも行けるようなリーズナブルなお店で割り勘はどうなんだろうなと、少し複雑な気持ちになった私でした。
第10章「ラーメン屋さんで」
栃木に遊びに行った時の出来事です。
イルミネーションを見に行った帰り、夜22時ごろおなかが減り二人でラーメン屋さんに行きました。
ついでに餃子も頼もうか、と話をすると「ラーメン1杯にして餃子も半分に分けよう」と言われました。
(おなか減っていると言っていたから来たのに、ラーメン屋さんに行って大人がラーメン半分ずつ?)と思ってしまいました。
ラーメン半分は当たり前ですか?私の考えがおかしいのでしょうか?
第11章「結末」
彼のことは好きでした。
しかし、正直に書くと金銭感覚が合わず私は彼と別れることにしました。
彼と付き合う前に医者と付き合っていたので、私の金銭感覚も狂っていたのかと思います。
しかし、ラーメン屋で大人がラーメン半分、サイゼリヤで割り勘する、自分より年上の男をあなたはどう思いますか?人は金銭だけではないけれど、(なんだか合わないなー)と思い別れました。
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